Ciras株式会社では、自社のコーポレートサイトをWixからHTML+CSSに書き換え、Cloudflare Pagesに移行しました。この記事では、その経緯・作業内容・成果を記録します。
なぜWixから移行したのか
当社は創業当初からWixを使ってコーポレートサイトを運用していました。しかし、事業が本格化するにつれていくつかの課題が目立つようになりました。
まず、表示速度の問題です。特にスマートフォンでの初回表示に時間がかかり、PageSpeed Insightsのスコアも低い状態が続いていました。
次に、カスタマイズの限界です。JSON-LDによる構造化データの自由な記述、robots.txtの細かな制御など、SEOやAEOに必要な対応がWixでは十分にできませんでした。
そして、月額コストの問題もありました。静的なコーポレートサイトにしてはコストが高いと感じていました。
移行の流れ
1. 現状サイトの棚卸し
既存サイトの全ページの一覧をスプレッドシートに書き出し、各ページのURL・コンテンツ内容・流入状況を整理しました。不要なページは思い切って削除し、移行対象を絞りました。
2. HTML+CSSでの再構築
サイトの再構築にはAI(Claude)を活用しました。デザインはWix時代の雰囲気を踏襲しつつ、コードは完全にピュアなHTML+CSSで構築。全ページにJSON-LD構造化データ・OGPタグ・適切なmeta情報を記述しました。
3. Cloudflare Pagesへのデプロイ
HTMLファイル一式をGitHubリポジトリに格納し、Cloudflare Pagesと連携。GitHubにpushするだけで自動的にデプロイされる仕組みです。無料プランでも独自ドメイン・SSL・CDNが標準で利用できます。
4. ドメイン移管とDNS設定
ネームサーバーをCloudflareに変更し、カスタムドメインとしてCNAMEレコードを追加。SSL証明書はCloudflareが自動で発行・更新してくれます。
5. リダイレクトと動作確認
Cloudflareの_redirectsファイルで301リダイレクトルールを設定。Google Search Consoleで新しいサイトマップを送信し、全ページのリンク切れチェック・スマートフォン表示確認も実施しました。
移行後の成果
- 表示速度:体感でも明らかに速くなり、PageSpeed Insightsスコアが大幅に改善
- 月額コスト:Wixの有料プランから0円(Cloudflare Pages無料プラン)に
- robots.txt制御:完全に自由に設定可能に
- JSON-LD構造化データ:全ページに実装完了
- AIクローラー対応:GPTBot等を明示的に許可
移行してみての所感
良かった点
- 表示速度の改善:余計なスクリプトがないため、表示が圧倒的に速くなりました。
- 完全なコントロール:HTML・CSS・metaタグ・構造化データ・robots.txtすべてを自由に制御できます。
- ランニングコスト0円:Cloudflare Pagesの無料プランで運用しています。
- GitHubによるバージョン管理:変更履歴がすべてGitで管理されます。
注意点
- ページの追加や修正にはHTML・CSSの知識が必要(AIを活用すれば効率的に進められます)
- コンテンツの更新にはGitHubへのpush操作が必要
- お問い合わせフォーム等の動的機能は外部サービスとの連携で対応
まとめ
- Wixから静的HTML+Cloudflare Pagesへの移行で、表示速度・SEO・コストのすべてが改善しました。
- AI(Claude)を活用した開発により、再構築も効率的に進められました。
- robots.txtやJSON-LDを自由に制御でき、AI検索時代への対応が完了しました。
Cirasでは、同様のWebサイト制作・移行支援も行っています。お気軽にご相談ください。